これもhuluにあったので観ました(^^♪
私、武井咲ちゃんがちょっと好きで、
(雰囲気に惹かれる)
「戦力外捜査官」とか「愛と誠」とか「今日、恋を始めます。」とか観たことあるんだけど、
武井咲ちゃんの演技を久しぶりに観たくなって。。
この「Wの悲劇」はまあミステリーというか、
私が結構すきなジャンルだったりするから題名に惹かれました。
まずね、武井咲ちゃんが一人二役で、双子を演じるっていう設定からして
けっこうおもしろいなって思った!
2人が同時に映るシーンとか合成してるんだろうけど、
全然違和感ないし、むしろ自然すぎて引き込まれるし。
捨てられた倉沢さつきと、財閥の令嬢の和辻摩子との対比がすごすぎて。。
境遇が正反対の2人。
親もお金もないさつきと、
「お嬢様」と大切に扱われる摩子。
でも、二人ともそれぞれの境遇ゆえに生まれる、「悩み」とかいう言葉じゃ済まされない、「苦しみ」を抱えてる。
憎しみ、哀しみ、自由を求める心、愛がほしい、、
その境遇からその感情を持ってしまうのは仕方のないことなんだろうな、
そのこと自体が悲劇だなって思った。
でも、弓坂刑事の言葉で摩子の心が救われたり、
最後、母親から愛されてるってさつきがちゃんと感じれたり、
2人の心が救われた結末だったから、
観終わった後にモヤモヤは残らなかったな。
2人が主人公なんだけど、
2人だけにずっとスポットライト当てるんじゃなく、
それぞれの事件とかも詳細に描いてて、謎に入り込んでいけるようになってて
ミステリーとしても面白いんじゃないかと私はおもいました。
個人的に好きな場面を、、
弓坂刑事と摩子の東京でのシーン。
一つ目は、
「自分を勝手ください」っていう摩子を抱きしめるところ。
二つ目はね、
弓坂刑事が摩子のことを心配して、
弓坂刑事「なんかこまったことがあったら言え。」
摩子「ほんとに、ほんとに困ったとき、助けてくれますか?」
弓坂刑事「…ああ」
こういうやりとりをするシーンがあるのね。
この後、ほんとに摩子を助けに行くシーンがあって、約束守ったんだけど、
これ聞いて「困ったことがあったらいつでも言って」
とか口ではいくらでも簡単に言えるし、
いい人演じることってできるけど、
そういう人はたくさんいるけど、
ほんとに困ったときに、ほんとに助けてくれる人って、
どれだけいるんだろう。
って考えてしまいました。
けっこう人間って自己中なとこというか、自分勝手なところ、都合のいいところとかあるじゃない。
でも、いざというときに助けに来てくれる人って、
(物理的なのもあるけど精神的にもね)
なかなかいないんじゃないかなって思ってしまった。
なんでだろ、過去に裏切られたことがあるからかな。。
だからか分からないけど、
摩子の言葉と弓坂刑事がほんとに助けに行ったことが
なんか心に響きました💓
トリックというか犯人にたどり着くまでの過程も
わたし的には面白かったです。
そして、普段は平井堅は聞かないんだけど、
主題歌がドラマにマッチしてて、エンディングの感じもすごい好きです。
「告白」っていう曲なんだけど、めっちゃ哀しい。
哀しみの底って感じ。悲劇って感じ。
聴いてて、さつきを思い浮かべて胸が苦しくなる。
また、武井咲ちゃんと、綾野剛が出演してる「すべてがFになる」観てみようかな~